FIT TO STANDARD

Oracle Fusion Cloud ERP導入におけるFit to Standardとは。標準を活かす範囲と拡張すべき範囲を見極める。

Fit to Standardは、Oracle Fusion Cloud ERPの標準機能を起点に業務を見直し、過度なカスタマイズを避けながら導入効果を高めるための考え方です。SaaS型ERPでは四半期UPDATEが継続的に行われるため、標準を活かした設計が運用保守のしやすさにも直結します。

POINT 01

Fit to Standardの基本

Fit to Standardは、現行業務をそのままシステムに合わせて作り込むのではなく、ERP標準機能に対して業務をどう合わせるかを検討するアプローチです。

Oracle Fusion Cloud ERPでは、標準機能、承認、設定、レポート、インポート、API、分析機能が継続的に強化されます。そのため、最初から独自開発を増やしすぎると、将来のUPDATE対応や保守性に影響します。

  • 現行業務を標準機能に照らして確認する
  • 差分を課題として整理する
  • 標準・アドオン・運用の対応方針を決める
  • 導入後の保守性を重視する

POINT 02

ワークショップで確認すべき論点

Fit to Standardワークショップでは、製品デモを見て終わりにするのではなく、業務シナリオ、例外処理、承認、データ移行、帳票、周辺システム連携まで確認する必要があります。

業務部門が日常的に使う画面、締め処理で確認するデータ、監査・内部統制で必要な証跡も早い段階で整理しておくと、後工程の手戻りを減らせます。

  • 標準画面で処理できる業務範囲
  • 現行業務とのギャップ
  • 承認・権限・職務分掌
  • 帳票・データ抽出・監査資料
  • 周辺システムとの連携要否

POINT 03

標準機能・アドオン・運用の切り分け

Fit to Standardで重要なのは、すべてを標準に合わせることではありません。業務上どうしても必要な差分については、アドオン帳票、アドオン画面、API連携、運用手順で補う判断も必要です。

ただし、アドオンを増やすほど、テスト、保守、四半期UPDATE時の影響確認が増えます。導入時点だけでなく、サービスイン後の運用負荷まで含めて判断することが大切です。

  • 標準機能で対応するもの
  • 設定で吸収するもの
  • アドオンで開発するもの
  • 運用手順で対応するもの
  • 将来廃止・統合を検討するもの

POINT 04

サーヴェイトの支援ポイント

当社は、会計領域、アドオン開発、運用保守の実務経験をもとに、Fit to Standardで整理した論点を実装・移行・運用へつなげる支援を行います。

ワークショップの場で出た課題を、設定、データ、帳票、連携、テスト、運用保守の観点に分解し、導入後に使える形へ落とし込みます。

  • Fit to Standardワークショップ支援
  • 業務要件・課題整理
  • 標準機能とアドオンの切り分け
  • テスト観点整理
  • 運用保守への引き継ぎ
掲載内容について
本ページは、Oracle Fusion Cloud ERP導入を検討する企業様向けに、実務上の論点をわかりやすく整理した参考情報です。具体的な要件、既存システム、運用体制により最適な進め方は異なります。

FAQ

よくある質問

Fit to Standardではアドオン開発は不要になりますか?

不要になるとは限りません。標準機能で対応できる範囲を最大化しつつ、帳票・画面・API連携など必要な拡張は保守性を考慮して設計します。

現行業務をどこまで変えるべきですか?

内部統制、法令対応、顧客要件など変えられない部分と、部門固有の慣習や手作業など見直せる部分を分けて判断します。

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