GL、AP、AR、FAなどを中心に、会計データの発生から残高管理、締め処理、レポーティングまでを整理します。
ORACLE FUSION CLOUD ERP
Oracle Fusion Cloud ERPとは
クラウドERPの基本、主要モジュール、会計領域、導入時のポイントを、Oracle ERPの導入・開発・運用保守を支援してきた実務目線でわかりやすく解説します。
OVERVIEW
Oracle Fusion Cloud ERPは、企業の基幹業務をクラウドでつなぐERPです。
Oracle Fusion Cloud ERPは、会計、購買、プロジェクト管理、リスク管理、分析などの基幹業務をクラウド上で統合し、業務標準化、データ活用、経営管理の高度化を支えるERPです。
導入時には、製品機能を理解するだけでなく、自社業務をどこまで標準機能に合わせるか、どの領域をアドオン・連携・運用で補うか、サービスイン後に誰が保守するかを整理することが重要です。
MODULES
Oracle Fusion Cloud ERPで検討される主な領域
Oracle Fusion Cloud ERPは、単体の会計システムではなく、複数の業務領域をつなぐクラウドERPです。導入検討時には、対象範囲を明確にし、業務プロセス・データ・権限・帳票・運用の関係を整理します。
購買依頼、発注、検収、請求書、支払までのプロセスを会計領域とつなげます。
PPMなどを活用し、プロジェクト別のコスト、収益、会計連携を管理します。
OTBI、BI Publisher、SQL調査などを通じて、業務部門・経営層が使える情報へ整えます。
FINANCIALS
会計領域では、GL・AP・AR・FAの理解が土台になります。
Oracle Fusion Cloud ERPを会計領域で検討する場合、Financialsの構造を業務の流れで理解することが重要です。GLは会計データの集約先、APは債務・支払、ARは債権・入金、FAは固定資産管理を担います。
- GL:総勘定元帳、会計期間、勘定科目、仕訳、残高管理
- AP:請求書、支払、債務、承認、源泉・消費税
- AR:請求、入金、消込、債権、前受金
- FA:資産登録、償却、除却、資産台帳
IMPLEMENTATION
導入で重要なのは、標準機能・アドオン・運用の切り分けです。
Oracle Fusion Cloud ERP導入では、Fit to Standardを前提に、標準機能に合わせる範囲、拡張する範囲、運用で吸収する範囲を整理します。要件定義の早い段階でこの切り分けが曖昧だと、後工程で手戻りや運用負荷が増える可能性があります。
現行業務の整理
業務フロー、承認、帳票、データ、周辺システムを確認します。
Fit to Standard
標準機能に合わせる範囲とギャップを整理します。
アドオン・連携
帳票、画面、API連携、データ連携の必要性を判断します。
移行・テスト
マスタ、残高、未決済データ、検証観点を明確にします。
EBS MIGRATION
Oracle EBS利用企業は、既存資産の棚卸しが重要です。
Oracle EBSからOracle Fusion Cloud ERPへ移行する場合、既存アドオン、帳票、連携、データ移行、運用手順を棚卸しする必要があります。クラウドERPでは、従来のオンプレミス型ERPと同じ考え方で拡張し続けるのではなく、標準機能を活用しながら将来のUPDATEに耐えられる設計を行うことが重要です。
- 既存アドオン・帳票・バッチ・連携の棚卸し
- 標準機能で代替できる領域の確認
- データ移行対象と移行方式の整理
- サービスイン後の保守体制・業務部門サポートの設計
OPERATION
導入後は、運用保守と四半期UPDATE対応まで見据える必要があります。
クラウドERPは導入して終わりではありません。問い合わせ対応、データ抽出、マスタ登録、SR、OTBI、BI Publisher、権限確認、四半期UPDATE時の影響確認など、サービスイン後の運用体制が重要になります。
- ヘルプデスク、問い合わせ一次切り分け
- SR対応、障害調査、運用回避策の検討
- OTBI、BI Publisher、SQL調査、帳票改修
- 四半期UPDATEの影響確認、リグレッション確認
FAQ
よくある質問
Oracle Fusion Cloud ERPの検討初期によくいただく質問をまとめました。
Oracle Fusion Cloud ERPは何のためのシステムですか?
会計、購買、プロジェクト管理、リスク管理、分析などの基幹業務データをクラウド上で統合し、業務標準化と経営管理の高度化を支えるERPです。
導入前に最初に整理すべきことは何ですか?
現行業務、会計管理軸、マスタ、周辺システム連携、既存帳票、データ移行対象、運用体制を整理し、標準機能で対応する範囲とアドオンで補う範囲を切り分けることが重要です。
Oracle EBS利用企業にも参考になりますか?
はい。Oracle EBSからOracle Fusion Cloud ERPへ移行する場合は、既存アドオン、帳票、連携、データ移行、運用保守の棚卸しが重要になるため、EBS利用企業にも参考になる内容です。
CONSULTING
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